NetBSD日本語環境の導入

1. インストール

インストーラのISOファイルは FTPサーバ からダウンロードできる。

インストール手順は公式文書である Part II. System installation and related issuesChapter 3. Example installation を参照する。

2. インストール後の設定

2.1. [有線LAN] dhclientと/etc/rc.conf

有線LANで動的にIPアドレスを割り振る場、 dhclient を有効にする。 /etc/rc.conf に以下を追加する。なお、ここではネットワークインタフェースをwm0とする。

dhclient=YES
dhclient_flags="wm0"

これによりシステム起動時に dhclient が自動で実行される。設定後、 dhclient を実行しネットワークへ接続する。

# dhclient wm0

2.2. [無線LAN] dhclientと/etc/rc.conf

ここでは無線のネットワークインタフェースをrun0とする。はじめにwifiのSSIDとパスワードを wpa_passphrase に渡し、その出力を /etc/wpa_supplicant.conf へ書き込む。SSIDを"ex-ssid"、パスワードを"passwd-wifi"とすると

# wpa_passphrase ex-ssid passwd-wifi >> /etc/wpa_supplicant.conf

と実行する。これでSSIDとパスワードの設定が完了したので

# wpa_supplicant -B -i run0 -c /etc/wpa_supplicant.conf
# dhcpcd run0

と実行するとwifiのネットワーク接続ができる。 /etc/rc.conf を以下のように編集することでシステム起動時に wpa_supplicantdhcpcd が自動で実行されるようになる。

wpa_supplicant=YES
wpa_supplicant_flags="-B -i run0 -c /etc/wpa_supplicant.conf"
dhcpcd=YES
dhcpcd_flags="run0"

2.3 ユーザの作成

一般ユーザを作成する。

# useradd -m ken

これでkenという名前のユーザができた。ホームディレクトリは/home/kenである。ユーザシェルは/bin/shだが、chshコマンドを使うとシェルの変更ができる。

3. pkginの導入

NetBSDでは pkgsrc を使いパッケージを作りシステムへソフトウェアをインストールする。しかしソースコードからビルドするためどうしても時間がかかる。そのため pkgin を使いバイナリベースでパッケージを管理する方法をとる。

はじめに、環境変数 PKG_PATH を設定し pkgin パッケージを pkg_add でインストールする。

# export PKG_PATH ftp://ftp.netbsd.org/pub/pkgsrc/packages/NetBSD/amd64/7.1/All/
# pkg_add pkgin
# pkgin update

4. Xfce4と日本語環境のためのソフトウェア

以下のソフトウェアを pkgin でインストールする。

# pkgin in xfce4 xfce4-desktop ibus-mozc ja-sazanami-ttf noto-emoji-ttf wget

5. サードパーティ製ソフトウェアの設定

一度rootユーザを抜け、先ほど作成したユーザでログインし直す。

# exit
Login: ken
Password:

そして $HOME/.xinitrc を以下のように編集する。

#!/bin/sh

export LANG="ja_JP.UTF-8"

xset fp+ /usr/pkg/share/fonts/X11/TTF/
xset b off

# US配列でCapsLockキーをCtrlキーにする。任意。
# setxkbmap -model us -layout us -option ctrl:nocaps

export XMODIFIERS="@im=ibus"
export GTK_IM_MODULE="ibus"
export QT_IM_MODULE="ibus"

ibus-daemon -drx
startxfce4

実行権限を付与する。

$ chmod +x $HOME/.xinitrc

dbusを有効にする。

# echo "dbus=YES" >> /etc/rc.conf
# cp /usr/pkg/share/example/rc.d/dbus /etc/rc.d
# service dbus onestart

その後 startx を実行し、Xfce4が立ち上がることを確認する。

$ startx

5.1. ibus-mozcの設定

設定ファイルをe-yuuki.orgからダウンロードする。端末を開き、以下のように実行する。

$ wget --no-check-certificate https://e-yuuki.org/ibus_mozc_keymap.txt

ibus-mozcの設定からこのファイルをインポートすることで、Ctrl+Spaceキーで 日本語入力の切り替えができる。