第43回FREEBSDワークショップ 開催背景 佐藤広生(東京工業大学) 日本国内の*BSDユーザ活動を活発化させましょう。 - 月1回、東京近辺で定期的な会合を。 - 講演を聞くだけでなく、話を持ち寄って双方向に議論しましょう。 - 困ったことや要望などはなるべく拾っていきます。 自己紹介 - iohyveを動かすbhyveのプロセスがpgrepで見つからない(HEAD)。 - topコマンドを使っていると、idleの値が更新されないときがある(HEAD)。 - topは最近壊れたかも。 - 開発環境としてFreeBSDを整えたい。 - MS Visual Studio CodeをFreeBSDで動かしたい。 - Jailの中でGitLabを上げたら(主にメモリが)しんどかった。 - 最近はXenが動かなくなった。 - IPSecが動かなくなった(数週間前)。 iocageを使ってみよう 内藤裕一郎(創夢) iocage -- jailを管理するツール。役割としてはezjailと同じ。ZFSとPython-3.6が必要。 jailのloginとjexecどっちがいい? jexecは「セッション」の概念がない loginもシリアルコンソールで入ったときのようにログインプロンプトが出てほしい。 jailの自動起動もできる。/etc/jail.confは使っていない。 ホストのネットワークインタフェースはすべて見えるように設定される。 ファイル名を変えてiocage importすると管理が面倒。 別アーキテクチャのjailは作れない(iocageはサポートしていない)。 > Jailはネットワーク自体にクセがある。特にIPv6。1コンテナにつきIPアドレスひとつというポリシーを無理やり拡張したので面倒。 vimage epairを使う。 Linux Jailは管理が面倒。でもbhyveは重い。Linuxエミュレーションのユーザが少ない。 iohyve -- ZFSありきのbhyve管理ツール FreeBSD 13.0でLinuxのinotifyシステムコールのエミュレートがサポートされる?噂 ディスカッション FreeBSDはどういう風に使われてどういう機能が期待されているか?どういう位置づけのOSか? 配信系(映像・メール・ショートメッセージ)のサーバで使われる場合が多い。しかし技術的な優位性は考えても仕方がない。ソフトウェアが多少タコでもハードウェアで叩けるので……。動いていればみんな文句言わない。 強い訴求力があるわけではない。 ZFSはちゃんと動いてちゃんとスケールするからFreeBSDが使われる。小型のアプライアンス。ストレージ系のLinuxはコードが出回らない。 クラウド基盤として使ってほしいという希望がFreeBSD側からある。OpenStackやDocker関係の人はお金がどうこうで……。下(Dockerなどが動く基盤)がどうなってようが構わない。技術的にどうこうではない。 仮想のルータが欲しい時にpfがほしい場面でFreeBSD 組み込み(漠然)ではあまり使われていない。FreeBSDはあまりインセンティブがない。ラズパイで動かしても落ちるから仕事では使いづらい。Linuxのほうがずっと安定している。 FreeBSDをビジネスで使っている・使いそう・使うのをやめた会社に聞いて回っている。「これがあったら使うんだけど……」も欲しい。 魔改造ルータ系はNetBSD フロントエンド系はNode JSが動けばなんでもいいという世界なので裏はなんでもいい。