pkgsrc-wip上での作業


  1. 公式ドキュメント
  2. パッケージを更新する実例

公式ドキュメント

公式サイトはThe pkgsrc-wip project

The pkgsrc-wip project -- committer accessにはpkgsrc-wip開発者の登録からパッケージの作成まで様々な情報が書かれています。これを読んでおけばwipの作業は問題ないでしょう。

パッケージを更新する実例

pkgsrc-wipにてwip/basepkgパッケージのバージョンを1.2から1.3に挙げたときの作業手順をここに残します。

Makefileを更新する

# diff -u Makefile.org Makefile
--- Makefile.org        2018-02-07 17:00:46.000000000 +0900
+++ Makefile    2018-02-07 16:08:41.000000000 +0900
@@ -2,7 +2,7 @@

 DEPENDS+=      pkg_install>=20170419:../../pkgtools/pkg_install

-DISTNAME=      basepkg-1.2
+DISTNAME=      basepkg-1.3
 CATEGORIES=    pkgtools
 MASTER_SITES=  ${MASTER_SITE_GITHUB:=user340/}

distinfoを更新する

make distinfoを実行します。

PLISTを更新する

make packageでパッケージを作成したあと、make print-PLISTの出力をPLISTに書き込みます。

テスト

これらがすべて正常に動作するか確認します。Makefileのチェックなどにはpkgtools/pkglintを使います。

コミット

変更を加えたファイルを対象にgit addします。

# git add Makefile distinfo PLIST

コミットメッセージは以下のように書きます。

basepkg: Update wip/basepkg to 1.3

Changes:
 * New two meta data, +SIZE_PKG and +SIZE_ALL.

pkgsrc-wipリポジトリはmasterブランチ一本運用です。pushする前にpull -rしてローカルにcloneされているpkgsrc-wipリポジトリを更新します。

作業のまとめ

# cd /usr/pkgsrc/wip/basepkg
# vim Makefile
...バージョン番号の変更...
# make distinfo
...distinfoの更新...
# make package
...パッケージを作成する...
# make print-PLIST > PLIST
...PLISTの更新...
# make clean
...作業ディレクトリを削除する...
# make install
...[デバッグ] システムにインストールしてみる...
# make deinstall
...[デバッグ] アンインストールしてみる...
# make clean
...作業ディレクトリを削除する...
# pkglint
...警告を確認しMakefileなどに不備がないかを調べる...
# git add Makefile distinfo PLIST
# git commit
...commitメッセージを書く...
# git pull -r
...リポジトリの更新...
# git push
...リポジトリへ変更を反映させる...